神戸美咲さん
所属 名古屋学芸大学
参加期間 2018春
一言コメント 私は初めて英語が喋れなくて悔しい思いをしました。
武者修行の舞台はベトナムホイアン。もちろん日本語は通じない。私は有名な大学に入学したわけでもないし、大学で英語を専門的に学んでいるわけでもない。管理栄養学部で、英語は週一回の90分学んでいるだけであった。しかし、高校まではそこそこ勉強していたし、今まで英語で悩んだことは一度もなかったから、英語で悩むとは思ってもいなかった。
こんな感じで始まった武者修行。お客さんやスタッフにアンケートをとる機会がたくさん出てきた。その時チームのみんながスラスラ聞きたいことを質問していて、私も同じようにしようとした。でも、止まってしまった。
え、、、、私こんなに喋れないんだ。
いざ喋ろうと思っても出てこない。隣でみんなが流暢な英語を喋っている中、私は単語を並べただけのずたずたな英語。頑張って喋ろうとしたが、隣で直される。みんなの前で私の英語を聞かれるのがすごく嫌になった。
そして迎えた中間プレゼンの日。一人一回は英語で話さないといけなかった。私の英語のせいでチームに迷惑をかけたくないし、タームのみんなに聞かれるのも本当に嫌だった。
本番、思っていた通りずたずた。おそらく何も伝わっていなかった。自分でも泣けてきた。
英語でフィードバックされたが、私はほとんどフィードバックされた内容が聞き取れず、反論することもできなかった。その場に立っているだけであった。流暢な英語で討論している姿を見て、純粋にかっこいいなって思った。
このあとの活動でも英語でのアンケートが続いた。でも私はアンケートを取ることから完全に逃げてしまった。
完全に英語から逃げていた私が許せなくなった。
そこでチームのみんなに言った。
「みんなに自分の英語を聞かれるのが嫌で、今アンケートを取ることから逃げている。ずたずたな英語だけれど、何とか伝えることができるから私がやっていい?」
そうしたら、「気にしすぎだよ!もし、どうしても分からなかったら助けるから。」って言ってくれた。もうこの時は残り2日だったけど、後悔しないように全力でやった。
集客の時、「どうやって話しかけてるの?すごいじゃん、こんなに客寄せ出来て!」こんなふうに言ってくれる子もいた。片言な私の英語でもできることがあるんだって思った。
でも、もっともっと外国人と雑談出来たら楽しいだろうなって感じた。
私は武者修行後の2日間、滝行に参加した。
滝行参加までに自分で目標を立てた。“わからないところをそのままにしない。聞き取れるまで聞き返す。”
武者修行後であったため、自分の英語力は認識していた。今回は、流暢な英語を聞き取ることに焦点を当てた。
滝行は9時から17時まで英語で会話。イギリスのマリア先生となおの3人で行った。レッスンが始まったが、思っていた通り毎回毎回聞き取れない。でも諦めずにマリア先生に聞き直した。マリア先生もゆっくり言ってくれて、私が理解できるまで説明してくれた。初めて英語だけの環境にいたのでヘロヘロだったけど、実際に自分たちが会話するアクティビティが多くて楽しみながらできた。なかなか理解ができなくて泣いてしまった時もあって、何度も聞くことを諦めようとしたけど、武者修行中の悔しさが忘れられず頑張れた。
最終日、実際に外で散歩しながら外国人に話しかけるアクティビティがあった。まさに武者修行中にてこずった『雑談』。会話の入り方から、話の広げ方、終わり方、を教わりながら、いざ話しかけてみた。少し自分に自信がついたのもあって、普通に雑談が楽しめた。武者修行中は喋れずに沈黙になったのに....。たった2日間だけだったけど、最後に成長したのが実感できて本当にうれしかった。
何度も聞き返しても丁寧に教えてくれたマリア先生、そして理解するのが遅くて止めちゃったときもあったけど待っていてくれたなお、本当にありがとう。最後になおが「一生懸命やっていたのが伝わったよって」っていってくれてうれしかった。
悔しいって思いがあれば成長できる。最後に滝行で少しでも成長できてよかった。
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